学校体育館等での公演における
新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドライン

2021年9月30日

日本児童・青少年演劇劇団協同組合

 

  1. 感染拡大防止のための基本的な考え方
    日本児童・青少年演劇劇団協同組合(以下、児演協)の加盟団体は、劇場・音楽堂等での公演に加え、小学校・中学校等での体育館や、幼稚園・保育園のホール・園舎での公演にも多く取り組んでいます。劇場・音楽堂等での公演にあたっては(公社)全国公立文化施設協会等のガイドラインが定められていることから、本ガイドラインでは、劇場・音楽堂等以外での公演(以下、体育館公演等)実施にあたって公演実施団体が講ずるべき、新型コロナウイルス感染拡大防止対策としての基本的な事項を整理することとします。

    体育館公演等においては、会場となる体育館等の施設の特性や、公演の形態、規模等を十分に踏まえたうえで、公演実施団体は公演主催者と協力し、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、最大限の対策を講ずるものとします。

    特に、いわゆる三密となる場所では、感染を拡大させるリスクが高いとされているため、本ガイドラインは、これを避けること等により、新型コロナウイルスの感染拡大を防止することを旨としています。
    公演実施団体においては、本ガイドラインを参考としつつ、各団体独自のガイドラインを作成する等、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めていただくよう、お願いします。
  2. 公演実施団体が日常的に講じる基本的な対策
    (1)公演業務に関わるもの(以下、劇団員等)は、新型コロナウイルスに感染しないよう、感染予防及び体調管理に努めます。
    (2)劇団員等に以下の症状がみられる場合は、公演業務に従事させません。
      ・37.5度以上の発熱、咳、味覚障害、嗅覚障害等により、新型コロナウイルスの感染が疑われる症状のある者
      ・新型コロナウイルス感染症の陽性と判明した者の濃厚接触者
    (3)過去2週間以内に海外の国・地域に渡航したことがある劇団員等については、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置に従い、公演業務に関わることが可能な場合に限り、公演業務に従事させます。
    (4)劇団員等の氏名及び連絡先を把握し、必要な場合には、保健所等への情報提供に協力します。
    (5)公演主催者とは事前に十分な協議を行い、いわゆる三密の状態を回避できるような公演計画を立案します。
  3. 公演会場における基本的な対策
    (1)劇団員等による仕込みから撤収まで、一連の公演に付随する業務の実施にあたっては、会話の抑制や換気等により三密の回避に努め、人と人との距離の確保、マスク等の着用、手洗い等の手指衛生をはじめとした基本的な感染対策を実践します。
    (2)舞台等、作品の演じられる場所と、客席の最前列との距離を確保します。
    (3)公演会場となる施設の体育館、控室、洗面所等を除く公演に関わらない場所への立ち入りを控え、施設の備品の利用にあたっては、不特定者の共有を制限する等、感染防止に努めます。
    (4)新型コロナウイルスへの感染が疑われる者が発生した場合には、速やかに隔離したうえで、医療機関及び保健所へ連絡し、指示を受けることとします。
  4. その他
    ここに記載のない事項については、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」等を参考にして、公演主催者の方と十分協議のうえ、適切に対処します。

    なお、本ガイドラインの内容は、今後の対処方針の変更のほか、感染拡大の動向や専門家の知見、公演主催者等の意見を踏まえ、適宜改訂を行うものとします。

 

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